終活をするならやっておくべき写真整理!3つのメリットと2つの方法

終活で身辺整理をされる方は年々増えています。ご自身の為、ご親族の為・・・過去を振り返りながら、これからの人生を謳歌する為。ここでは、終活をするならやっておくべき写真整理の3つのメリットと、写真整理方法を2つご紹介します。

本記事の内容

終活で写真の整理方法、3つのメリット
終活で写真整理方法を2つご紹介します

終活を行う方の悩みのひとつに「写真」があります。
自宅で整理整頓をしていると押入れや倉庫から大量の写真、アルバムが出てくるという家庭は少なくありません。

このような大量の写真、アルバムはどのように整理すればよいのでしょうか?

今回はこのような疑問、悩みを抱える方に向けて終活時の写真整理のやり方、終活の写真整理で得られるメリットなどを徹底解説します。

私自身、不動産業界で10年以上・遺品整理業界と関わって5年以上、過去の苦い経験を元に、お客様と遺品整理業などの専門家との良い結びつきをすることが今なら出来る様になったと自負して終活の重要性はお客様とお話しする中で、身に染みて感じております。【保有資格:宅建士、建築士】

終活で写真整理を実施する3つのメリット

実は終活の写真整理という作業は、複数のメリットを得られるといわれています。
そこでまずは終活の写真整理で得られるメリットを3つまとめましたのでご覧ください。

認知症対策に効果的といわれている

終活の写真整理は加齢とともに発症リスクが高まる認知症の予防に効果的といわれています。
認知症を予防する対策法などは複数ありますが、そのうちのひとつに「回想法」というものがあります。

回想法とは1960年代に米国の精神科医でもあったロバート・バトラー氏が提唱した心理療法のひとつです。
回想法のやり方は昔の写真や音楽に触れるなど、懐かしい出来事や思い出を語り合うといった簡単なものです。

認知症の方は最近起きた出来事に対する記憶を保つことは困難ですが、昔の記憶は保持されているため、過去の写真や音楽、日用品などに触れることで脳が活性化され、認知症進行の予防になるといわれています。
終活の写真整理は自身が若いころに撮った写真にも触れることになりますので、認知症対策には効果的な行為といえるでしょう。

家族の負担軽減につながる

あるアンケート調査によると、ご遺族の方が残されて困るものの上位には写真がランクインしているそうです。

個人差はありますが、若いころから写真整理を行ってこなかった方などは膨大な量の写真が自宅に眠っていることが予想されます。
これらを残したまま生涯を終えてしまうと、その後の遺品整理にてご遺族の方の負担が重くなります。

またご遺族の心情的なことを考えると大量に残された故人の写真は、捨てるに捨てられないといった状況を招きかねません。
もちろん保管場所にも困ることが予想されますので、ご遺族の悩みを増やすことにもなります。

家族が抱えることになるこれら複数の悩みは、終活をしっかりと実施しておけば解消させることが可能です。

葬儀で使用する写真も選べる

終活においての写真整理は、自身が生涯を終えたときに執り行う葬儀用の写真も選べる機会となります。
おそらく多くの方は保管されている写真やアルバムを日常生活で手にとって眺める機会は少ないでしょう。

こうなるといざ自身の葬儀を執り行うときに、ご遺族の方が写真選びに迷ったり、遺影としてはふさわしくない写真を使ったりしてしまう可能性もあります。

通夜や葬儀は身内だけではなく、生前お付き合いがあった多くの方が参列する儀式です。
よって終活の段階で誰に見せても自慢できる葬儀用の写真を、整理という作業を通じて選定しておくようにしましょう。

 

【終活】写真整理のやり方

生前に写真の整理を行う重要性やメリットは理解できました。
しかし、具体的に終活の写真整理はどのようにして行えばよいのか?

ここではそのような疑問を抱える方に向けて、終活時の写真整理のやり方や方法を解説します。

小さなアルバムを作成する

一般的な写真整理の場合は、ミニアルバムを作成する方法がおすすめです。

たとえばですが写真が50年~60年分ある場合は20代、30代、40代、50代、60代といったように年代別で残す写真、残さない写真を選んでいきます。

写真整理が初めての方は残す写真と処分する写真の選び方がわからないことも少なくありません。
このようなケースでは、以下のような点を意識しておきましょう。

  • 同じような写真が何枚もある場合は1枚を残して処分する
  • 集合写真で自身がはっきりと写っていない写真などは処分する
  • 年代別で残す写真の枚数を決めておく

上記のようなポイントを意識しておくと、それぞれ年代や表情、景色などが異なる写真を残すことができます。

分別した写真は写真屋さんや通販に売っているミニアルバムに収めるとよいでしょう。
こうすることでご遺族の方も収納スペースに困ることなく、故人の思い出を保管することができます。

 

写真をデータ化する

「大量の写真があり整理に時間がかかりそう…」
「処分する写真を選べない…」

といったお悩みの方は、近年終活でも積極的に取り入れられている写真のデジタルデータ化を検討しておきましょう。

この方法は写真をパソコンにスキャンし、画像データをCDやDVDなどに保存するというものです。

デジタルデータ化の方法を採用すれば1枚のディスクに思い出が詰まった写真のデータを永遠に残せるため、保管場所などにも困ることがなくなります。
デジタルカメラで撮影した写真であれば簡単にデータ化が可能です。

また、すでに現像してある古い写真なども、写真屋さんやカメラ屋さんでスキャンしてデータ化する技術があるため、写真整理でお困りの方は相談してみましょう。

 

まとめ

今回は終活における写真整理のメリット、具体的な写真整理のやり方などを解説しました。
終活の写真整理は認知症対策、家族の負担が軽減される、葬儀用の写真を選べるといったメリットがあります。

また写真整理の作業もミニアルバムやデジタルデータ化といった方法を駆使すれば、家族で楽しく思い出を振り返りながら終わらせることができます。

現在、終活の写真整理に関する悩み、疑問を抱える方はぜひ参考にしてください。



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