【徹底解説】特殊清掃で臭いを消す方法5つ!専門家が実体験より説明

特殊清掃室内でご遺体から染み出した汚れなどを除去すること、フローリングや畳などの床や、壁などに染みついてしまった臭いを消すために必要な作業です。今回は実体験より、特殊清掃で臭いを消す方法5つを主軸に紹介したいと思います。

本記事の内容

特殊清掃で臭いを消す方法5つを紹介
特殊清掃が必要な臭いは、こんな事象です
特殊清掃って呼ばれる内容とは

私は、不動産業界で10年以上・遺品整理業界と関わって5年以上、過去の苦い経験を元に、お客様と遺品整理業などの専門家との良い結びつきをすることが今なら出来る様になったと自負しております。【保有資格:宅建士、建築士】

 

特殊清掃で臭いを消す方法5つを紹介

1. 特殊清掃用の特別な薬剤を電動噴霧器で噴霧する
2. 大切なもの以外の遺品をすべて処分する
3. オゾン脱臭機を用いて高濃度オゾン脱臭を行う
4. 強力消臭コーティング剤を使って消臭を行う
5. 壁材や床材などを取り替える消臭リフォームを行う

手順を見れば「意外と少ないんだー」と、思う人もいるかもしれませんが、私の経験上・・・業者に依頼する事になると思うので、費用も掛かりますし、手慣れていないと出来ませんし・・・しっかりとした選別が必要だと思います!

そのため、特殊清掃を行う際は、まずは、専門業者に相談してください。
ただし、特殊清掃業者を選ぶ際には、優良な業者を見極める必要があります。

これからご紹介する消臭手順と同じか、近い手順を踏む業者かどうかを見定めて、できるだけ優秀な業者に特殊清掃を依頼してくださいね。

①特殊清掃用の特別な薬剤を電動噴霧器で噴霧する

染みついた死臭を消すためには、市販されていない特殊清掃用の特別な薬剤を使用します。
この薬剤を電動噴霧器で噴霧し、部屋中の臭いを消していきました。

特に臭いが染みついている場所については、薬品をしみ込ませた雑巾などを使って念入りに拭き掃除を行います。
なお、特殊清掃を業者に依頼する場合の料金相場は、薬剤散布が10,000円から、床上の特殊清掃が30,000円からとなっています。

 

②大切なもの以外の遺品をすべて処分する

特殊清掃を行わなければならない場所には、故人の遺品がたくさん残って置いてあることは多いです。

しかし、これらの遺品にも死臭は染みついている上、その臭いを取ることは難しいため、大切なもの以外は手放さなければなりません。

遺品の処分も業者に依頼する場合の料金相場は25,000円からとなっています。
ただし、処分する遺品の量や部屋の広さなどによって料金は大きく前後するので、注意してくださいね。

 

③オゾン脱臭機を用いて高濃度オゾン脱臭を行う

高濃度オゾン脱臭は、薬品を使用しての消臭よりも高い効果が期待できます。

そのため、多くの特殊清掃業者が特殊清掃の仕上げとしてオゾン脱臭機を使っての高濃度オゾン脱臭を行っています。
ちなみに、高濃度オゾン脱臭を業者に依頼する場合の料金相場は30,000円からとなっていることが多いです。

 

④強力消臭コーティング剤を使って消臭を行う

2~3日にわたって高濃度オゾン脱臭を行っても臭いが残っている場合、強力な消臭コーティング剤を使って臭いの封じ込めを行うことがあります。

強力消臭コーティングを特殊清掃業者に依頼する場合の価格相場は15,000円からとなっています。
ただし、塗布面積によって料金は大きく前後することを念頭に置いておいてください。

 

⑤クロス壁紙・壁材や床材などを取り替えるリフォームを行う

クロス壁紙や壁材や床材にまで臭いの原因物質が染み込んでしまっている場合、壁材や床材などを取り替えるリフォームを行わなければなりません。

リフォームの費用は現場を見てみないとですが、リフォームの規模によっては数十万~数百万円のお金が必要になる場合があります。
各種保険が適用できる場合もあるので、その点もご確認いただくのが良いと思います。

リフォームは最終手段と考え、リフォーム不要の優秀な特殊清掃業者を探してみてくださいね。

 

特殊清掃が必要な臭いは、こんな事象です

人体の死臭は、くさややチーズを更に腐らせたような臭いなど言われる事もあるかと思いますが・・・私は酷いケースだと鼻がもぎ取れるくらい臭いと思います。
しかし、実際に現場に遭遇した方でないと、臨場感は味わえないでしょう。

そして、死臭の最も恐ろしいところは、一度染みつくとなかなか取れないという点にあります。
死臭は遺体と直接触れていない壁にも染みつき、遺体を片付けて染みなどもきれいさっぱり真っ白になるまで掃除したとしても悪臭を放ち続けます。

家自体が強烈な臭いを放つようになってしまっては、人はとても住むことができません。
今後も人に住んでもらいたいアパートやマンションは特に、特殊清掃で汚れだけでなく臭いまでしっかりと除去してください。

 

特殊清掃って呼ばれる内容とは

特殊清掃とは、通常の掃除方法では除去しきれない腐敗した遺体の染みや死臭を除去する清掃作業を指す言葉です。
孤独死や自殺、病死などによって人が亡くなり、長い間放置されたり、発見が遅れてしまった場合、遺体の腐敗が進みます。

そして、腐敗が進んだ遺体は次第に溶け出して床や壁などに染みわたり、死臭と呼ばれる強烈な悪臭を放ちます。
また、その様な場合、室内にゴミが散漫するという事も多々あります。

このようにして染み出した汚れや悪臭は普通の掃除方法では完全に除去することができません。
汚れはもちろん、臭いを完璧に消し去るためには、特殊な薬剤や道具を使っての徹底的な掃除を行う特殊清掃が必要になるのです。

 

まとめ

腐敗した遺体が放つ臭いは特殊清掃をしなければ除去することができません。
特殊清掃業者に特殊清掃を依頼したいという人は、今回ご紹介した特種清掃で臭いを消す方法を参考に、優良な特殊清掃業者を選び抜いてくださいね。

業者の選定方法は、金額・信用性・作業(丁寧具合)など、失敗しない選択をする為に、私達「むすび」へ、ご相談いただき、ご一緒に良い業者選びは可能です。
当社では、全国400社以上のお取引先より、ご依頼者の最寄りで良い仕事をされる遺品整理業者を、ご納得いく内容でご提案致します。

遺品整理には資産整理・処分(不動産・車・貴金属・その他)、相続などで相続人との意見食違いなど、依頼者の困り事も月間50件の相談事と事例により、解決へと導き出す専門家の皆様と提携しておりますので、内容をお聞かせ下さい。

お問合せは、電話・メール、ご相談者が手軽に気軽にお問合せいただける下記にて簡単にご活用下さい。



 <お問合せ電話番号>
 050-3579-6009
 

 <お問合せフォーム>

    関連記事

    1. 遺品整理をするときには供養を意識するべきか?

    2. 心理的瑕疵の不動産でも問題なし!?孤独死・ゴミ屋敷の例で解説!

    3. 終活をするならやっておくべき写真整理!3つのメリットと2つの方法

    4. 孤独死の相続方法とは?相続手続きの流れから注意点まで徹底解説

    5. 孤独死現場の遺品整理はもっと大変?遺品を処分する際の注意点を解説

    6. 遺品整理と相続放棄の関係、相続放棄での遺品処分について徹底解説

    1. この記事へのコメントはありません。

    1. この記事へのトラックバックはありません。

    過去の投稿

    遺品整理のアクセスランキング