遺品整理とは、亡くなった方のことを思いながら故人が生前使用していた品を整理・処分することです。
今回は、遺品整理の時に起こりうるトラブルについて紹介し、それぞれ対策を交えながら解説していきます。是非参考にしてみてください。
遺品整理で起こりうるトラブルと対策
遺品整理は遺族が行うものですが、人生において何度もすることではないので、素人だけではなかなか難しい部分もあります。
そのため、遺品整理業者に依頼するケースも多いです。
しかし、遺品整理業者に依頼する場合には、気を付けなければならない点がいくつかあります。
トラブルになってしまう前に、注意点をしっかりと押さえ対策をしましょう。
それでは、遺品整理業者に依頼した際に起こりうるトラブルと対策について解説します。
費用の高額請求や追加請求
こちらは、トラブルの中でも特に多く発生しており、気を付けなければならない事例です。
遺品整理業者への依頼は初めてという方も多く、相場の金額なども分かりにくくなっています。
こういったトラブルへの対策としては
- 必ず見積もりを出してもらう
- 複数の業者から見積もりを出してもらい、比較・検討する
- 見積もりの詳細を提示してもらう
- 追加請求は行わない、という契約を結んでおく
などがあります。
見積もりを出してもらう過程を省いたり、1社のみの見積もりで決定したりしてしまうと、高額請求を受けてしまう原因になります。
必ず複数の業者から見積もりを出してもらうようにしましょう。
また、見積もりを出してもらう際には、どの工程にいくらかかるのか、という詳細な金額の提示も行ってもらいましょう。
さらに、最初に提示した金額から追加請求は行わない、という契約を結んでおくと、追加請求を受ける心配もありません。
遺品整理業者を決定する時には慎重に話を進めることが大切です。
作業中の盗難・貴重品の処分
悪徳な遺品整理業者の中には、作業中に依頼主の目を盗んで貴金属や現金を盗難する人もいます。
また、契約書や権利書などの貴重品を勝手に処分してしまうケースもあります。
こういったトラブルへの対策としては、業者が作業している間は立ち合いをする、という方法が有効です。
業者の人だけにならないよう、必ず近くで作業を見守りましょう。
また、処分するかどうかは勝手に決めるのではなく、逐一確認をとってから行うようにしてもらうことで、貴重品が誤って処分されてしまうのを防ぐことができます。
不当な金額での買い取り
遺品整理業者の中には、芸術品や貴金属などの買い取りサービスを行っているところもあります。
こういったサービスは大変便利なのですが、一方で相場価格以下での不当な買い取りを行われる場合もあります。
こういったトラブルへの対策としては、遺品整理業者に入ってもらう前に貴重品や買い取りをしてもらえそうな品については仕分けをしておき、前もって買い取り専門業者に鑑定してもらう、という方法があります。
いくつかの業者で査定金額を比べてみて、最終的に買い取りをしてもらう業者を決定すれば、不当な金額での買い取りは避けられます。
トラブルや対策について調べておくことが大切
遺品整理は初めての人が多く、故人が賃貸物件に住んでいた場合など急いで遺品整理を行わなければならないこともあるため、トラブルを事前に対策するのは難しいです。
だからこそ、費用の相場やトラブル対策について普段からしっかりと調べ、考えておくことが大切です。
遺品整理は誰でも必ず行わなければならない、ということもありませんが、事前に調べて対策を考えておくことで、いざという時トラブルに巻き込まれることを防げます。
まとめ
今回は遺品整理の際に起こるトラブルと対策についてご説明しました。
いつか自分もしなければならない、という考えを持ち、対策についてしっかりと考えておきましょう。
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