遺品整理をする際、故人のパソコンやスマホ、クレジットカードといった個人情報の処理に悩む方が多いのではないでしょうか。
個人情報の漏洩リスクを防ぐためには、正しい方法で情報処理を行う必要があります。
そのため、個人情報の処理は、遺品整理に関する知識や経験を豊富に持つ遺品整理会社に依頼するのがおすすめです。
この記事では、遺品整理で個人情報の扱いが重要になる理由や、遺品整理会社が行う個人情報の処理について解説していきます。
遺品整理で個人情報の処理を慎重に行うべき理由
遺品整理をする際は、個人情報の処理に気をつけなければなりません。なぜなら、個人情報が漏洩することで大きなトラブルに発展する可能性があるからです。
故人が所有していた運転免許証やパスポート、クレジットカード、パソコン、スマホなどには、あらゆる個人情報が詰まっています。
遺品整理で不要になったからといって適当に処分してしまうと、クレジットカードを不正に利用されたり、パソコンやスマホから情報を盗まれ悪用されたりする危険性があります。
こうしたトラブルを防止するには、故人のあらゆる情報の漏洩を防がなければなりません。
情報を漏洩させないために、個人情報の処理は適切な方法で行う必要があるのです。
個人情報の処理は、遺品整理会社に依頼するのがおすすめです。遺品整理会社は遺品の扱いに慣れており、処分の方法も熟知しているため、安心して任せることができるでしょう。
遺品整理会社が行う個人情報の処理
個人情報には、免許証やパスポートといった「実態のある個人情報」と、パソコンやスマホのデータといった「実態のない個人情報」の2種類があります。
免許証やパスポートといった公的書類の処分方法は、決められた窓口へ返却するのみです。
しかし、クレジットカードの請求書やアルバムなど個人情報の載っている書類が大量にある場合、家庭のシュレッダーで処理していくのは大変です。
また、パソコンやスマホに残っているデータは、どのように処理すればよいのでしょうか。
ここでは、遺品整理会社が行う個人情報の処理についてご紹介します。
実態のある個人情報の処理
実態のある個人情報の場合、粉砕や溶解によって物理的に個人情報の載った書類そのものを抹消する方法があります。
粉砕処理とは、シュレッダーなどの機械を使って書類を粉々にする方法です。
一方溶解処理とは、ダンボールに書類を敷き詰め、専用の液で溶かす方法です。
情報処理を専門に行う会社もあり、こうした会社と提携している遺品整理会社も数多く存在します。
情報処理を業者に任せたい場合は、遺品整理会社に問い合わせてみるとよいでしょう。
実態のない個人情報の処理
パソコンやスマホのデータは、初期化しただけでは完全にデータを消去したとはいえません。
まだハードディスクにデータが残っている可能性があり、悪用しようと思えばできてしまうのです。
遺品整理会社に依頼すると、データを蓄積するハードディスクやメモリから、パソコンやスマホのデータを削除してもらえます。
また、データだけではなく本体も不要な場合は、端末の破壊やリサイクルまで依頼することができます。
個人情報の処理を遺品整理会社に任せるメリット
個人情報の処理を遺品整理会社に依頼するメリットには以下のようなものがあります。
- 遺品整理のプロに適切な方法で情報処理してもらえる
- 個人情報に関わる遺品の処分方法についてアドバイスしてもらえる
- 個人情報の処理に費やす時間や手間が省ける
個人情報の処理は家族が行うこともできますが、その処分方法が必ずしも適切であるとは限りません。
特にデータなど実態のない情報の取り扱いには注意する必要があります。
故人の大切な情報を漏洩させないために、個人情報の処理は遺品整理会社に任せるのがおすすめです。
まとめ
遺品整理をするにあたり、個人情報の処理は特に気をつけなければならない作業です。
特にパソコンやスマホに残ったデータは初期化しても完全に削除されるとは限らず、ハードディスクやメモリに残っている可能性があります。
個人情報の漏洩を確実に防ぐために、情報処理は遺品整理会社へ依頼するのがおすすめです。
正しい知識を持つプロの遺品整理会社なら、適切な方法で情報処理を行うことができるからです。
個人情報の処理は遺品整理会社へ依頼し、故人の大切な情報を守りましょう。
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