遺品整理をするときには供養を意識するべきか?

終活として遺品整理を行っていると、故人に対しての思い出と記憶が鮮明に蘇ってきますよね。

その際に「相手の供養を意識して行うべきなのか?」と考えたことが、誰しも一度はあるのではないでしょうか?
特に、写真、アルバム、日記、人形などは、人の気持ちが大きく残っているものでもあり、処分する時に困ってしまいますよね。

そこで今回の記事では、遺品整理を気持ちよく進めるためにも、「具体的な供養の方法」についてくわしくご紹介いたします。

 

遺品整理時には供養を意識してやるのがおすすめ

供養」とは、死者の霊を慰めるために法要することです。亡くなった相手を想うのであれば、遺品整理時にはきちんと「供養」を行うことが必要になります。

それでは、なぜ供養を意識して遺品整理をやるのがおすすめなのかを解説していきますので、ぜひ遺品整理をする際の参考にしてみてください。

 

故人の供養を意識して遺品整理をする

生前に故人が愛用していたものなどは、捨てる時に心苦しくなってしまうという方も多いでしょう。

元から供養の名目として遺品整理を行えば、あまりためらいを持つこともなく遺品整理(遺品処分)することが可能です。

供養と意識すれば、精神的に「つらい」「悲しい」等と感じる気持ちも抑えられ、スッキリとしたこころで整理を進めることができます。
故人と残されたご家族の皆さまが、少しでも安心できるように供養を意識するのは大切なことです。

思い切って断捨離を行った後には、どんよりとした感情も吹き飛び、明るく前向きになれるでしょう。

処分を行う前にお寺や神社へ供養を依頼する

供養として物の処分を行う時には、お葬式の際に携わってくれたお坊さんへ依頼するのがベストです。

遠方にあるので通いづらいという方でも、わざわざ出向かずに家まで訪問して貰うことができます。
そして、読経により供養していただくことが可能です。

「供養されるのを目の前で見たい。」
「大切にしていたものなのでしっかりと供養したい。」

このようにお考えの方は、ぜひお坊さんをご自宅に頼んでみましょう。
また、洋服や布団などのスペースを取るものを処分したい場合には、お坊さんに頼むと費用を抑えながら供養と遺品整理が一緒にできます。

郵送で対応して貰えるところもありますので、事前に確認しておくのがおすすめです。

※お寺や神社によっても利用方法と料金は大きく異なるため、選ぶ際には注意しましょう。

供養を頼むお坊さん(神主・僧侶)は吟味して選ぼう

遺品整理で供養する時には、初めから特定のお寺や神社に決めない方が費用を安く済ませられる場合があります。

供養にかかる値段は場所によって異なりますので、2~3カ所は見比べるのが良いでしょう。

実際に出向くのが難しい方には、電話で確認するだけでもかなり違います。
また、供養時のサービスの質はお寺や神社によってもまちまちです。

現場に行かなくても供養している様子が分かるように写真を送ってくれたり、供養が終わった後に証明書を発行してくれたりするところもあります。
後悔しないためにも、お坊さん(神主・僧侶)は吟味して選ぶようにしましょう。

 

まとめ

遺品整理される品物の中には、生前故人が大切にしていた物やこよなく愛していた物も含まれています。

捨てるのが忍びない場合には、遺族や友人が引き取ったり、お棺に入れて一緒に火葬してあげたりするのが良いでしょう。

いつでも故人のことを想うために、お仏壇の前に置いておくのもおすすめです。

遺品整理は供養としてやることで処分しやすい状況になることもあり、きちんとお寺や神社に対応して処分して貰えば、ご自身もご家族も気持ちが少しずつ楽になります。

故人のためにも、丁寧で信頼できるお坊さんを見つけてしっかりと供養を行ってもらいましょう。

また、散らかっているお部屋は心が荒みやすく、綺麗で快適なお部屋は気持ちが良いものですよね。
供養が完了したら、きちんと不用品の仕分けをして、売却、贈与、廃棄などの作業を進めていきましょう。

どうしても「一人で片付けられない」とお悩みの場合には、遺品整理士や不用品回収業者などにご相談ください。



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