葬儀前に慌てないよう、生前整理を段取りよく行う3つのコツ

葬儀で遺族が慌てないよう、生きている間に家財道具や財産をまとめる生前整理。

段取り良く物を片付けるだけではありません。

資産の相続人を明確化し、葬儀前後に遺族が困らないよう段取りをつけることも、該当します。

 

 

段取り良く生前整理を行う目的と、費用

生前整理の目的は、葬儀における遺族の負担を抑えること。

生前整理の段取りについて話す前に、参考として葬儀前後の費用を見てみましょう。

 

遺品整理費用

間取り 費用
1LDK 6万円~25万円
2LDK 9万円~40万円
3LDK 14万円~60万円
4LDK以上 18万円~70万円

※遺品の量や、作業人数、時間により価格は前後します。

葬儀後、業者に依頼しても、仕分けの段取りは遺族が行います。

また、本人が生前伝えていなければ、葬儀前後に通帳、土地の登記を探すだけでも一苦労。
葬儀の段取りなどで忙しくなる遺族の負担は、生前整理で減らしたいですね。

 

葬儀にかかる費用

葬儀費用 119万1900円
葬儀の飲食費用 31万3800円
葬儀の返礼品 33万7600円
葬儀時の宗教者への謝礼 23万6900円

負担費用で最も多くを占めるのが、葬儀に関してです。

葬儀費用とは、火葬場や会場の利用料を含んだものです。実際に葬儀の段取りを立てると、さらに葬儀時の飲食費用や返礼品費用も必要になります。

合計平均は、葬儀だけでも200万程度。この他、お墓や仏壇など、状況に応じて葬儀以外の費用が発生することも。

 

相続手続き代行費用

相続手続き費用 1件当たり1.8万円~10万円
相続に関する裁判 相続金により、大幅に変動

遺族の葬儀前後の段取りとして、葬儀準備や役所への届け出、さらに預貯金や資産の相続手続きなどがあります。

特に葬儀の後に起こりがちなのが、相続に関する揉め事です。
一度起きれば、金銭的、時間的、加えて精神的負担も相当なものに。

葬儀後の遺族負担を軽減するためにも、可能な限り生前整理で段取りを立て、問題の芽を摘んでいくのが望ましいです。

 

葬儀後に慌てないよう、生前整理を段取り良く行うために

ここまで、遺族負担の大きさを、葬儀前後の費用面から見てきました。
人が亡くなるというのは、ただでさえ遺族に大きな精神的な負担を与えます。

『そのうえ費用面で遺族には心配を掛けたくない』

そのような想いから、生前整理の段取りを立てる人が増えています。

 

生前整理の段取りを立てる時期

生前整理の段取りに適切な時期はありません。

ただ、子供が独立して家を出たとき、定年退職を迎えたとき、老後の生活に向けて引っ越したときなど、どこかの節目で段取りを立てる方が多いです。

生前整理の段取りはいつ立てても構わないのです。

ただ、身体が元気な間に行いましょう。重いものを持ち運ぶ場合もありますし、想像以上に体力が必要です。

また、何の段取りも立てずに行えば、長引いたり、後回しになりがちです。生前整理を行う場合は、事前にある程度計画を立てて段取り良く行いましょう。

 

段取り良い生前整理に必要なこと

とはいえ、段取り良く生前整理を行うとなると、何からすべきか戸惑う方も多いです。

生前整理を段取り良く行うために、以下の3つを意識してください。

  • 物を必要・不必要に分ける
  • 相続財産目録の作成
  • 遺言書・生前贈与

 

物を必要・不必要で分ける

年齢を重ねると、物が捨てられなくなりがち。

段取りよく片付けるには、生前整理を使用頻度と必要性の面から行い、種類分けをしましょう。
必要性がなく、使わないものは、思い切って処分をお勧めします。

 

相続財産目録の作成

生前整理の際、財産目録を作っておくと、葬儀前後の遺産分割の話し合いや、税の申告も、段取り良く行えます。

相続税や遺産の全体像もわかりやすくなり、相続放棄を検討する際にも役立ちます。

記載項目には、預貯金、現金、不動産、借金などが含まれます。本人が相続財産目録を作る場合、書式は自由。
インターネット上に、エクセルファイルもありますから、必要に応じてダウンロードするのもいいでしょう。

 

遺言書・生前贈与

生前整理の大きなメリット、法的拘束力を持つ遺言書が準備できることです。

これがあれば、相続時の余計なトラブルが防げます。
また、相続相手が決まれば、生前贈与の段取りも立てられます。

1人当たり年間110万円まで、贈与税の支払い義務なく受け渡しできるので、大きな節税効果があります。

ただし相続発生の3年以内の贈与分は、相続税の対象となります。
早いうちから、生前整理で、段取り良く財産贈与を行っておくと、より効果が大きくなります。

 

終わりに

家族の死・葬儀は、遺族に大きな負担を強います。

精神的負担を如何ともし難くとも、せめて金銭的・時間的負担を和らげるため、事前に生前整理を行うのはいかがでしょうか。
生前整理を段取り良く行うことで、これからの行動への活力が得られるかもしれません。

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