心理的瑕疵があった不動産で注意すること。孤独死で数週間放置で発見、臭いがヤバイ!ゴミ屋敷になった不動産を売却したい・・・など、不動産業と遺品整理業という専門的な観点より説明やお話をしたいと思います。
本記事の内容
心理的瑕疵に該当する5つのケースについて |
孤独死・自然死が関連する心理的瑕疵による不動産取引 |
ごみ屋敷が関係する心理的瑕疵による不動産取引 |
私は、不動産業界で10年以上・遺品整理業界と関わって5年以上、過去の苦い経験を元に、お客様と遺品整理業などの専門家との良い結びつきをすることが今なら出来る様になったと自負しております。【保有資格:宅建士、建築士】
心理的瑕疵に該当する5つのケースについて
心理的瑕疵は、不動産の売却時に所有者持(売主や貸主)、または物件の取引をする不動産業者が、売買や賃貸の契約前(重要事項説明時)に、告知することが義務付けられている項目です。
私自身でも心理的瑕疵に該当する物件を多数取引しました・・・世間的には取引が容易では無いと言われています・・・また、心理的瑕疵などをWEBなどに掲載する様なサイトがあったりしますが・・・その情報の信憑性って調べた事ありますか?
結論は、噂や流布に惑わされることなく、こういった物件を得意に取引されている不動産業者であれば、十分に取引は可能であると思います。
殺人または自殺という事故
過去に建物や敷地内で、殺人または自殺が起こった物件が当てはまります。
殺人や自殺と言っても、十人十色多種多様な状況が起こっているので、内容を十分整理する事が重要です。
自然死で発見がだいぶ遅れた
所有者などが、嘘や事実を隠し取引をすることは後々、損害賠償沙汰になるので控えた方が懸命です。
ただし、裁判の判例でも自然死の重度によってや、所有者側の個人情報保護の観点より告知義務に変動があるので、このあたりは不動産業者へ確認する事が必須ですね。
火災や交通事故
その物件内での火災、それと物件近隣において火災、それから、近隣周辺で知れている交通事故などは心理的瑕疵にあたるでしょう。
嫌悪施設など
これって本当に個人差あると思います・・・刑務所や葬儀場、ごみ処理施設や下水処理場、事件を起こした宗教施設、遊技場や風俗店など、不快に感じる方がいる施設が、近隣に存在する物件が当てはまります。人によっては、小中学校なども含まれるかもしれません。
私自身でも、「近所にこれあったら嫌だなぁ」と思う施設もあります。
暴力団系事務所など
暴力団排除条例(暴排条例)や暴力団排除条項(暴排条項)など契約書に記載されている通り、近隣にその様な施設や明らかその関係者と見受けられる場合、契約に多大な違約金を記載する事があるので、注意が必要です。
ただし、一般企業や一般人の調査では、そうそう容易く発見できない事も多いのも事実かと思います。
孤独死・自然死が関連する心理的瑕疵による不動産取引
どの様な要因や状況で発見されたかは物凄く重要です!
建物や部屋での急死や事件性が無い場合の孤独死でも・・・心理的瑕疵に該当する事はあります。
注意点としては。
- 亡くなってから発見されるまでの時間
- 事件事故性はないか?どの箇所で亡くなられたか?
- 周辺に漂う異臭などで発見され、警察による現場検証が行われた
など、要因はいくつもありますので、程度の具合は必ず不動産業者へ伝えて確認しましょう。
ごみ屋敷が関係する心理的瑕疵による不動産取引
安心してください!「ごみ屋敷」と呼ばれる建物を取引することも全然可能です!
物件の近所に「ごみ屋敷」が存在する場合に、心理的瑕疵として分類されることも考えられます。
特に相続人にとっては、売買でも賃貸でも「まいったな・・・」というお声を第一声でお聞きする事はあります。
不動産業者各社も、そういったお客様の声をしっかりと受け取りながら、その上で真摯に丁寧に対応してくださる会社を私は多数存じております。
まとめとして
ここまで、心理的瑕疵に該当する5つのケースと、孤独死やごみ屋敷との関連性について話をしてきました。
心理的瑕疵は、雨漏りなどの物理的瑕疵と異なり、捉え方に個人差が生じるのが心理的瑕疵です。
様々な心理的瑕疵などがあり、悩んでいらっしゃるご所有者は意外と多くいらっしゃいます。
ただ、安心してください!
必ず、いずれかの専門家の方々は親身になって対応してくださる方はいます!
私も多数、情報や経験をしてきましたが、解決へと導く方法は確実にあります。
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